みやたさん優勝おめでとう!
トリバーさんベスト4おめでとう!
マヨさん3位おめでとう!


そんないろいろな人が活躍して熱くなった2連休でしたが、
僕は今回、ポケモンカードプレゼンオフにお呼ばれし、
記念すべき初回のトップバッターに選んでいただきました。


さっさと動画を見て楽になりたいのですが、
まだ自分の動画を見ていないのでなんとも落ち着かなくてこのような記事を書いてしまいました。



個人的にプレゼンオフについてちょっと深く振り返ってみます。

自己評価だと自分のプレゼンは80点くらいつけてます。高めです。
なんとか求められていたクオリティでやり遂げたかなという自負はあります。

残りの20点は、まずトークの内容。
カンペなし、スライドにも文字をなるべく落とさないように作ったのですが、
あそこであれを言い忘れたというのが何点かありますねー。

あとは、ほかの気持ちわるいおもしろいプレゼンに比べて、
爆笑ポイントがなかったのが心残りですが、
良く言えばトップバッターということで前菜のサラダのような
喉ごしの良い食べやすいプレゼンにはなっていたか…と思います。くやしいけど。

とはいえまだ動画を見ていないので、もしかしたら動画を見たら
「うわぁ…全然ダメじゃん…」ってなるかもしれません。
そしたらこっそりこの記事を削除してプレゼンオフなんてものには出なかったことにしよう。
あそこにいたのは僕じゃなくてニコロ(特技はサッカー)だから。




さて、話を戻すとプレゼンは面白いです。

わざわざ社会人の方々に書くことではないですが、
これから数多くプレゼンの機会があるであろう学生の皆様には、
プレゼンっていったい何なの?てことを知ってもらい、
頭のほんの片隅にでも置いておいていただければ、
たとえポケモンカードをやめたとしてもポケモンカードやっててよかったぁ~
と思ってもらえるかもしれない。

そんなちょっと意識高いことを思ってしまったので、
スライドの作り込み、トークの仕方などには結構こだわりました。

トップバッターということもあり、要点を絞って印象に残るプレゼンにしないと、
だらだらしゃべるだけでは、あとからプレゼンする人の印象に負けて、
印象に残らないのではないかという懸念もありました。





プレゼンの作り方

■プレゼンとは

プレゼンは論文とは違います。

プレゼンは講義とも違います。

同じスライドで同じ文章、同じタイミングで同じ言葉をしゃべっても
伝わることが大きく違うのがプレゼンです。


プレゼンの最終目的は「人のこころを動かすこと」です。

ただ、話して聞いてもらうだけではなく、
聴いた人になんらかの気持ちの変化を起こさせ、
そしてできればそれを行動に移してもらうというのが、プレゼンの最終的なゴールなのです。

そんな大げさな…と思うかもしれませんが、
今回のプレゼンターの皆様のプレゼンも、
聴いた人にこうやって動いてもらいたいという要素がハッキリと見えました。


①トイ…「お互いに『FUN』なポケモンカードを目指してほしい」

②おかしょーさん…「自分の好きなカードについて考えてほしい」

③KZさん…「親子プレイヤーの状況を知ってもらい、少しでも良い環境になるよう考えてほしい」

④708さん「旧裏の楽しさを知ってもらい、気軽に遊んでほしい」

⑤klovさん「ダメージとインフレの関係を知ってもらい、制作側の狙いを考えてほしい」(たぶん)

⑥にものさん「これからのポケカコミュニティについて考えてほしい」


ということで、それぞれ最終的に聴いた人にどうしてほしいのかということがハッキリしておりました。

僕自身も、自分以外の5人分のプレゼンを間近で聴いたので、
5回分自分の心が動かされ、今まで考えていなかった部分の思考が刺激されました。

こんな気持ちになるのには、
プレゼンの内容以外の部分も非常に大切だったのだと思います。

例えば、
親子プレイヤーでもない僕が、KZさんのプレゼンをしても、
たとえ同じスライド、同じ言葉でやったとしても全く響き方はちがうでしょう。

おかしょーさんのプレゼンを使ったとしても、
全く熱のこもり方が違ったでしょう。

同じように、僕以外の人が僕のプレゼンを使ったとしても、
いまいちふわっとしたプレゼンになるかもしれません。


ということで、まとめるとこういうことです。

①プレゼンを聴いた後に聞いた人にどうしてほしいのかをまず考えよう
②これは自分にしかできないプレゼンだ!!という題材を選ぼう




■プレゼンの作り方~題材の選択~

前章で書いたことは、別に僕が良いことを言いたかったわけではなく、
このポイントを押さえたほうが、プレゼンが作りやすく、
全体的にまとまったプレゼンになるという技術的なメリットもあります。

僕の場合、②の要素を考えた結果、「ファンデッキ」というテーマは自分が話しても説得力のあるテーマだと思ったので、
まず題材として、「ファンデッキ」を決定しました。

そのあとで①の要素を考え、どのような結論に持っていくか考えました。
もちろんプレゼンの材料集めも並行して行っています。

一つの落としどころとして、

・実際にみんなにもファンデッキを組んでもらおう

という落としどころにすることもできましたが、
現状ではファンデッキを遊ぼうといってもファンデッキが遊べる環境が十分にあるわけではありません。
せっかく組んでもらってもそこまでになってしまいます。
プレゼンだけで終わるプレゼンにはしたくありませんでした。

そんな折に、Twitterでにものさんとやりとりをしていたら、
自分のこの記事の話題になりました。

http://toipokeca.diarynote.jp/201701190133326674/

「アローラコンストラクションになったワケ」という記事です。
今読み返してもこれを書いた時の自分の熱い気持ちがよみがえってくれるような記事です。

これを見て、自分がファンデッキコンテストをやろうと思ったのは、
ファンデッキコンテストをやりたかったからではないことを思い出しました。

・いろいろなポケモンが活躍する
・お互いに楽しくポケモンカードをする
この二つを満たすためのイベントとして、「ファンデッキコンテスト」を始めたのであり、
「ファンデッキコンテスト」だけがそれを満たす手段ではないと思っています。

なので、「ファンデッキコンテスト」から何を学び、
どういう状況ならコンテストでなくても同じように楽しめるのか、
それをまとめに持ってこようと思いました。

さらに、文章でそれを伝えても忘れられてしまうかもしれないので、
最後に印象的なキャッチコピーとしてそれを一言で述べようと思いました。

最初から何度か細かい変更をしましたが、最終的に
「お互いに『FUN』であること」
というフレーズで締めようと思いました。

まとめると、

③プレゼンはまとめ(結論・一番言いたいこと)から先に作ろう
④印象に残るために、言いたいことは一言で表そう



■プレゼンの作り方~導入~

結論が決まったら次に作ったのは導入です。
僕の場合、自分のプレゼンの導入というのもありますが、オフ全体の導入でもありました。

なので、とりあえず緊迫した空気を打破することも重要でした。

ということで、
・細かすぎて伝わらないコスプレ(ポケモンスマッシュのニコロ)(誰もしらないでしょ)
・いきなり歌って踊る
・と思いきやリコーダーも吹く

という3つの大スベりの重ね掛けにより、
会場の緊張をほぐし、自分の緊張もほぐしました。

ハイテンションで
「♪ポケカは~お気に入りのポケモンたちでバトルするゲームだ」

を歌って完全にスベったあと、

「果たして本当にそうでしょうか」(真顔)

このテンションの緩急で一気に引き込みます。

(うわ、なんかスベったのを解説することでさらにスベってるのでさっさとまとめにいきますね)

とにかく、
注目させる⇒ファンデッキについての導入をのべる⇒でもオチはべつのところ

という一本の軸を作りたかったんです。それだけなんです。
あと、ポケスマが僕は大好きなんです。はい、まとめます。


⑤オチが決まったら、オチに結び付くような導入を考えよう
⑥聞き手にリラックスしてもらえる要素を入れてみよう


■プレゼンの作り方~内容~

結論と導入という骨組みを作ったらいよいよ内容です。
あとは、ここまでに作った軸に肉付けしていくだけです。
とはいえ話す時間としては一番長いので適当に作ると聴き手が寝てしまいます。

正直ここは好きなことをしゃべって良いと思うのですが、
僕が気をつけたことが2点あります。

まずは、聴き手を飽きさせないように聞き手に質問をなげかけることです。

1章、2章、3章それぞれ冒頭のスライドは聞き手へのクイズから始まっています。
これによって聴き手との距離感が近くなり、飽きずに聞いてもらえるようにしました。
その他にも、理由を説明する前に「なぜでしょうか」と一呼吸おいて聴き手に考えさせる時間を与えたり
とにかく聴き手に話しかけることを心がけました。

もう一つは聴き手の理解度に配慮することです。
ポケカに詳しい人もいれば詳しくない人もいるし、
ファンデッキコンテストに出た人も出てない人もいます。

それらの人全てに聴いてもらうため、
あらかじめ聴き手のことを想像しながらプレゼンを作りました。
知り合いの方が多かったからできたことではありますが、
どんなプレゼンでも聴き手を意識することは一番大切です。

ちなみに、今回聴き手の中にファンデッキコンテストの参加者が多かったので、
その方々が作ったファンデッキはプレゼンの中で全員分紹介しました。

最後に、これは話し方にもかかわってくることですが、
スライドは全ての情報を書ききる必要はありません。

話せば伝わる内容は無理にスライドに落とし込みすぎると
スライドが見づらくなってしまいます。
僕は「スライドにはなるべく文字を書くな」と教わりました。
パワポという媒体は文字を読むのに適したツールではありません。

プレゼンの種類にもよりますが、ドキュメントとして残したいような性質でなければ、
なるべく画像やアニメーションなどで表現できるようにすると良いと思います。

⑦聴き手と会話しながらプレゼンを進めよう
⑧どんな聴き手がいるのか考えてプレゼンをつくろう
⑨話す内容と書く内容の違いを考えよう


■プレゼンの作り方~話し方~

スライドができました。あとは話すだけ。

ここまでで書いた通り、プレゼンでは話し手の気持ち、声のトーンや熱意などが大きく影響するものです。
なので、ずっと画面や台本を読みながら話すのではなく、
緩急をつけて、聴き手のテンションや理解度に配慮しながら話すことが必要です。

聴き手一人一人に話しかけるように、抑揚をつけて楽しそうに話しましょう。

⑩楽しそうに話そう!


ということで、
僕がプレゼンでこころがけたことは全部で10個。

①プレゼンを聴いた後に聞いた人にどうしてほしいのかをまず考えよう
②これは自分にしかできないプレゼンだ!!という題材を選ぼう
③プレゼンはまとめ(結論・一番言いたいこと)から先に作ろう
④印象に残るために、言いたいことは一言で表そう
⑤オチが決まったら、オチに結び付くような導入を考えよう
⑥聴き手にリラックスしてもらえる要素を入れてみよう
⑦聴き手と会話しながらプレゼンを進めよう
⑧どんな聴き手がいるのか考えてプレゼンをつくろう
⑨話す内容と書く内容の違いを考えよう
⑩楽しそうに話そう!




以上、社会人の方々にとってはおそらく当たり前のことで、
そのままのタイトルでブックオフの100円の中古新書コーナーにありそうなありふれた内容です。

ですが、ただ安いハウツー本を読むよりは、
ポケカ、という題材があるため、とっつきやすかったのではないでしょうか。

書き始めてからすごく後悔しましたが、
誰かの役に立てばいいなぁと思って書ききりました。

イベントづくりもそうですが、仕事で得たものを遊びに応用するのは1番楽しい遊びですね。


プレゼン自体ももうすぐ公開できると思いますので、
そしたらまずは普通に見てもらって、

次にこの記事と照らし合わせながら、
ここはいいアイデアだなぁとか、
ここはまだまだだなぁとか思いながら見ていただければ幸いです。

記事ではひたすら文字による表現しかできませんが、
この記事も、読んだ方が、「これなら自分にもできそう!」と思ってくれることを願って書いています。

いまから次回のプレゼンが楽しみです!




【今日のやっぽにー】

解説!凄腕の覆面社員のソルガレオGXデッキ

https://youtu.be/WlHT9sMc_JE

覆面社員のソルガレオのデッキです。
ただ借りてきて紹介しただけではなく、覆面社員自身のフィードバックも含めて改造案まで話しているので、非常に勉強になります。

対戦+感想+フィードバックまで含めたレシピはすごく参考になりますね。
ユーザー側の発信も真似していきたいです。

自分もちょうどソルガレオのデッキを考えていたところだったので、
少し参考にしてみました。

ソルガレオデッキの組み方を迷っている初心者の方におすすめです。高評価b

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