春ファン前のぼく
「うわー!春ファン楽しみだなぁ!何デッキで出ようかなー」
5秒後
「出られないじゃん…」

春ファン当日のぼく
「うわー!どのデッキも楽しかったなぁ!何デッキに投票しようかなー!」
5秒後
「投票できないじゃん…」


ということで、密かに悲しみを背負いました。
悲しい。

あと、みんなのデッキをすごく誉めたかったのに
なんか運営とか片付けとかに追われててなかなかタイミングがなく、
二次会でもタイミングがなかったので(死んでいたため)
言えなかった気持ちがたくさんある!!

なので、超個人的だが、1位〜3位までの感想と、
あとぼくが超個人的に紹介というか感想を言いたいデッキ3つを紹介するよ!!

春ファンの目的はデッキを見せ合って誉めあって帰る。だからね!




【1位】タケシのパラダイスデッキ【トリバーさん】

過去に僕が大阪大会の記事のレビュー記事をあげたとき、
トリバーさんのデッキを面白くて強いデッキのお手本だと誉めたのを覚えている方はいらっしゃるでしょうか。いませんね。

この記事です。
「素人か大阪のレポだけ読んでわかったこと」
http://toipokeca.diarynote.jp/201702231022532941/

WCSにつながる予選で、強く、かつ芸術点の高いデッキを使いこなし、好成績を収めていたトリバーさんなので、
このようなイベントで結果を出すのは必然だったのかもしれません。

彼のツイートから見ても、
最初のコンセプトから何度も完成度を疑い、
改良に改良を重ねた結果のデッキだったことが伺えます。
そしてそれは、プレゼンの構成や対戦時の立ち回りな表れていました。

3連勝したこともすごいですが、
0勝でも優勝でした。まさに完全優勝。
次からはトリバーさんを超える戦いになります。


【2位】桃太郎デッキ【もこさん】

特筆すべきは何よりそのプレゼンです。
もこさんの参加が確定したのは春ファン5日前。
そこからコンセプトを煮詰めてデッキを組んで、パワポも完成させたという仕事の早さ。
しかもこのパワポが動くんですよ。
で、パワポのスピードと話すスピードが完全にシンクロしていたので
非常に見やすく、聞きやすかったです。

これも普段からもこさんが、
言いたいことをパワポで表現するという訓練をしていたからこそ
できた結果だったのだと思います。


【3位】サカキさまデッキ【ヤナギブソンさん】

ヤナギブソンさんといえば、日本が世界に誇るおもしろデッキビルダーの方なので、
エントリーした時点で優勝候補でした。

最初に会場に入ってきたときのヤナギブソンさんを見て、
僕は完全に知らない人だと思ったので、びっくりしました。
たぶんみんな初見で気づかずびっくりしました。

普段から使ってるデッキも十分今回票が入るくらいのポテンシャルのあるデッキですが、
今回はまさかの凄まじいアピールで、世界をオオスバメで戦う男の器の大きさを感じました。

対戦はあまり見ていませんでしたが、
ニド夫妻がめっちゃ立ってた印象があります。



さて、ここまでのレビューの中で一つの考察を入れてみます。

トリバーさん…普段からファンデッキ要素のあるデッキで戦っている
もこさん…普段からポケカに関する考えをパワポにまとめながらデッキをつくっている
ヤナギブソンさん…普段からあまり人が注目しないカードを活躍させまくっている


そう、この3名に共通することは
普段からガチ環境のポケカの中でやっている要素をファンデッキコンテストで発揮していたということです。

普段からやっていることをやるからこそ、
デッキの最大値を限界まで出すこともできたのかなと思います。

そう見ると、
4位のCHANGさんは言わずもがな、
1のものを100で表現し、100のものを50000で表現できる力のある方なので、
ファンデッキコンテストでのパフォーマンスも見事でした。

鯖さんも2進化縛り大会「鯖リーグ」を主催されており、
なにかを引き立たせるために試行錯誤するのが好きな方です。
実際に僕は普通のイベントで鯖さんがクワガノンでサイド8枚取りをするところを見てますし、

そういう意味ではお二方とも、普段から自分も相手も楽しいポケカについて考えられている方ですね。




さて、
投票権はみんな3人まであったので、
僕が個人的にグッときたデッキを3つ紹介しますね。


みやたさんも書いてましたが、
ルールには極力主催の意図や好みが反映されない公平なルールづくりをし、
それができたと思っていますが、
個人の趣向や好みはもちろんあります。

ここからは完全に主催の立場を捨てた僕の好みの話なので、
次のコンテストの審査基準の参考にはなりません。


まずは、
そうじんさんの「ギルガルドマルチシステム」

ちょうどデッキレシピを公開いただいたので紹介させていただきます。
http://sojininoue.diarynote.jp/201704252240208452/

先ほどの「普段から」の話を説明するのに、
このデッキより相応しいデッキはありません。

カプ・コケコの登場により使いやすくなったギルガルド。
HPの低いポケモンはギルガルドで一網打尽にし、
HPの高いポケモンはニダンギルのみねうち+アリアドスのどくのすをビクティニの勝利のほしでサポートする。
デッキの隅々まで整合性の取れた美しいデッキです。

そして、本番の対戦で見事、ソードペインにより4体同時KOし、
最後のサイドをどくのすみねうちで取って勝利するという
まさに理想的な勝ち方をしました。

これは僕がそうじんさんの対戦を何度か拝見したことがあるから、というのが大きいですが、
そうじんさんがこれをまぐれで決めたわけではなく、
普通のジムバトルでも、おそらく成功させるんだろうなということが伝わってきてその日1番熱くなりました。

そりゃあ、こういう人とジムバトルで対戦したら楽しいに決まってるさ。
普段からコンテストみたいなデッキで強いんだからさ。

デッキの芸術点という意味ではまさにスタンディングオベーション。
あっぱれでした。


次に、僕が全く予想もしなかったアプローチながらすごく感動したデッキ。
Kさんの「ベストフレンドデッキ」

予想もしなかったアプローチとは、
「友達の好きなポケモンでデッキを組んだ」というアプローチです。

カードを5枚並べてそれぞれを紹介したあと、
「両手いっぱいの…」と言って5枚裏返すと
裏面が「あ」「り」「が」「と」「う」になっているというギミック。

これはたぶん1番予想できなかったデッキでした。
しかしポケモンファンなら感動せざるを得ない、そんなアプローチで、
僕は鳥肌が立ってしばらく動けなくなりました。

デッキ、となるとプレイヤー観点からはデッキとしての整合性が評価に入ってくる人がやはり多く、
そこまで点は伸びませんでしたが、プレゼン単体で見るならすごく良かったです。
感動しました。



最後に紹介するのは、僕が主催の立場とかを置いといて
「ファンデッキ、かくあるべし」と思ったデッキです。

じゃらさんの「ジャラランガ」

まず目が行くのは、デッキのカード殆どが最高レアリティで固められている点です。

ハイパーボールUR4枚やダブル無色エネルギーUR4枚、カプ・テテフHR2枚など、
高額カードを惜しみなく使っており、
安い車なら買えるんじゃないか?と思えるようなデッキなんですが!

肝心のジャラランガだけHRじゃなくてSRなんですよ。
HRのがめっちゃ光っててかっこいいのに!

あまりにも気になったのでじゃらさん本人に聞いたんですよ。そしたら、

「SRの方がジャラランガ自身の色が綺麗だから」

とのことでした。

これ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
これぞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
これぞファンデッキのかくあるべし的な点〜〜〜〜〜〜〜〜

つまりね、ジャラランガを引き立たせるためには
全てを最高レアリティにすることよりも、ジャラランガ自身の色が綺麗に出ている方を選ぶという考え方。

HRよりSRを選んだから偉いとかじゃなくて、
あらゆる可能性を検討しつつ、自分がそのポケモンにとって1番いいと思った方法でデッキを組む。
その行為が、得点なんかよりも尊いことだと思うし、
ファンデッキコンテストをやったことでそんなデッキが世の中にたくさん生まれたことがぼくは嬉しい。



ということで、自分が投票権300p持ってたらその3人に投票したのか、
はたまた入賞の方に結局投票していたのか、全然違う人なのか、
参加者の立場で座っていたらどう感じたかはわかりません。

実際に、プレゼンではなく対戦してみたら面白かったという票もたくさんありましたからね。

ということで、超個人的レビューでした。

という感じで3人紹介して締めようと思ったのですが、

とんでもない電波を受信してしまったので追記。

http://xatupyramid.diarynote.jp/201704260110384445/

ののほほさんのネイティオデッキに隠された数々の仕掛け。
これは1分では語りきれませんわ…。

何より興味をひかれたのは、
「ファンデッキどうしだから、相手が事故った場合すぐ終わってしまう。」

⇒「それが嫌だから相手のファンデッキをアシストする

という発想。
これは、まっったく考えもつかなかった。
考えが1年くらい先をいっている。この人自身がネイティオなのではないか…。

そう考えさせられる記事でした。
本当に・・・すごい・・・

このあと、「春のファンデッキコンテストになったワケ」という記事を書きます。

コメント

そうじん
2017年4月26日21:35

\(^-^)/\(^-^)/\(^-^)/

褒められてうれしい。
ワタシが言いたいことをほとんど言ってくれてうれしい。
ののほほさんの記事に出会わせてもらえてうれしい。

トイさんたちの企画でまたいろんな人たちがつながりました。すごい。

そしてトイさんとつながれたことが本当にうれしい。
ありがとう。

\(^-^)/\(^-^)/\(^-^)/

トイ
2017年4月27日18:59

>そうじんさん
お疲れ様でした。
まさにそうですね。このイベントを通じてポケモンカードに対してあつい思いを持った方を集めることができたのは大きかったと思います。
僕もそうじんさんとたくさん喋れて嬉しい!
また次回も楽しみにしてます!

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