アローラコンストラクションになったワケ
2017年1月18日 ポケモンカードゲーム コメント (2)みらチャン・・・
それは関東プレイヤーの夢の舞台であり、
今やもう出たくても出られないほどの大人気国民的イベントである。
そのため、みらチャンの日程の決定は、
アメリカの大統領選挙並みに経済状況に影響を与えると言われており、
毎月自分のイベントがみらチャンの日程と被ったオーガナイザーが
命を絶つ事案も少なくないというのは
ポケカオーガナイザー界ではもはや常識となっている。
2017年1月、
その地雷を踏んだ2人のオーガナイザーは、
ロイヤルホームセンターに練炭と牛乳を買いに行く途中で
あることに気が付いた。
「イベントのターゲットは被ってない・・・!」
そう、前置きが長くなりましたが、
僕たちのイベントのお客様は、
知らない人と出会った時の第一声が
「おーーっす!!」
で始まるようなコロコロの主人公を全員ミキサーにかけたような人でもなければ、
「あの子は間違いなく未来のチャンピオンね。ふふふ。」
と後ろ指を刺されるような、コロコロの天才ライバルキャラ(情緒がない)をミキサーにかけたような人でもない、
普通のあなたです。
むしろ毎回みらチャンの裏でわちゃわちゃやるのを恒例にしちゃってもいいくらい、
こっちは力の抜けた感じでやっていくつもりです。
なんでターゲットが被ってないのかってことはあとで書くとして、
アローラコンストラクションのレギュレーションをもう一回書いておきます。
というのがレギュレーションになります。
前回のカントークラシックでは、ポケモンのみの制限でしたが、
今回は、トレーナーズやほとんどの特殊エネルギーを制限するレギュレーションとなっています。
さて、本題ですが、このようなレギュレーションを設定したのには、
みらチャンに出られるようなプレイヤーの他に、
ポケカを遊んでいる方の中に、下記の2つのターゲットがいることを想定しているからです。
①カード資産が多くない方(新規の方を含む)
最近始めた方を含め、
ポケモンカードは様々な年代、熱量、資産の方が遊んでいると思います。
その中で、週に1回以上ジムバトルに出られているような、
カード資産、デッキ構築力、エネルギーのある方は実はほんの一握りで、
実はジムバトルでは会えない多くのプレイヤーがすごーくいっぱいいると思っています。
元トイザらス店員の実感としても、
ジムバトルには行ってないけどポケカは遊んでるような層がたくさんいます。
たとえば、
最近ゲームをきっかけに始めたけど対戦経験が浅く、ジムバトルに参加するのは躊躇っている方や、
集めて友達とだけ対戦しているけど、そろそろ仲間を増やしたい方など、
ジムバトルに参加する1歩手前のような方にぜひともお越しいただきたい。
そういう風に考えております。
かくいう僕とイラクサも、小学4年生からポケカを2人ではじめ、
対戦と言えば99%、お互いに対戦するだけでした。マンションの廊下で。
ジムオフィシャル(当時の呼び方)や公式大会なんて夢の話で、
たまに近所の大会に出てもなんだかわかんないまま負けるような
小中学生時代を送っておりましたので、
今のように資産も情報も対戦環境もあるような状況というのが
いかに特殊で恵まれているかということは理解しているつもりです。
そこで、「どうすれば昔の自分たちのようなプレイヤーに楽しんでもらえるか」
ということを2人で考えた結論が
『スタートラインを揃える』
ということでした。
まず一つは資産のアドバンテージを無くすこと。
現スタンダードレギュレーションでは、「シェイミEX」や「バトルコンプレッサー」など、
高価なカードを多数所持しているプレイヤーが当然有利です。
当時普通にパックを開けたら出てくる可能性があったシェイミも、
今やパックは売っておらず、シングル価格はとても手が出せる金額ではありません。
そんな状況では新規に参入する障壁が高くなると思い、
XY以前のカードを禁止にしました。
もちろん構築済みデッキ、イワンコデッキなどをそのまま持ってきていただいても構いませんので、
とにかく遊びに来ていただけると幸いです。
「ポストハイパーボールシェイミセットアップ」みたいな呪文は聞こえません。
そしてもう一つは、対戦経験のアドバンテージを(極力)なくすこと。
一つのデッキを使い続ければ、だんだんとその動きは熟練し、
正しいプレイングができる可能性が高くなります。
しかし、誰もやったことのないレギュレーションでは、
誰もが、初めて使うデッキを使うため、
初心者と上級者の壁を(少しだけ)低くすることができます。
普段ミスをしないプレイヤーでも、
はじめて使うデッキではミスをするこもあるでしょう。
サン&ムーンから始めた方は、普段のデッキをそのまま使うことができます。
少なくとも普段のデッキを使うよりはアドバンテージは薄くなるだろうと思っています。
というのが、一つ目のターゲット「ジムバトルに出る1歩手前の方」です。
②いつものレギュレーションに退屈してる方
僕です。
こういうことを書くのは相応しくないかもしれませんが、
「サンムーン1シリーズのカードはあまりデッキを組む意欲をそそられない」
そういう声を僕以外からもTwitterなどでちらほら聞きます。
なんかこう・・・うまく説明できないんだけど、
こいつでデッキを組むぞぉぉ!!みたいなパッションが沸いてこない・・・
そんなモヤモヤを先月からずっと抱えていましたが、
バトクロのジャッジをしていてその原因がわかりました。
環境が高速化、高火力化、高耐久化しているような気がします。
あの日のLCQで多かったように思えたのは
①ボルケニオン②白レック③ジュナイパー④ラランテス⑤ブイズ
といった印象でした。数えていたわけではありませんが。
240を超える超耐久2進化GXポケモン(※主にジュナイパー)の登場により、
今まで180を2発で落とせれば仕事をもらえていた環境の
要求火力ラインが上がった印象があります。
また、巨大植物の森による高速展開(※主にジュナイパー)、そして組み合わされる相手への展開妨害(※主にジュナイパーに入ってる蛙と花)により、
相手の展開よりも早く高火力ポケモンを展開して殴る
ということができるデッキしか生き残れなくなってしまった印象があります。
主にジュナイパーのせいやんけ!廊下に立ってろ!
しかし廊下に立ちながら矢を飛ばしてくるのがあいつの強いところです。
ということで、それに勝てそうなボルケニオン、(天敵の水が減った)
そしてそれに勝てそうな白レック(天敵のバチュルが減った)
という2大伝説ポケモンが増えるのは当然の流れで、
それにより、「高速」「高火力」ではないデッキは環境にいづらくなりました。
環境考察はさておき、
それにより、「粘り強く戦って後半じわじわと反撃するデッキ」とか
「打点は低いけど相手からの打点も減らしてギリギリ勝つデッキ」とか
そういう、「勝った時にアドレナリンがめっちゃでそうなデッキ」が、
いまのガチ環境ではちょっと使いにくいんじゃないかなと思います。
しかも、ガチプレイヤーの皆さんはいまBO3のことでおそらく頭がいっぱいでしょうから
より環境が、高速、高火力に寄っていくような気がします。
たぶんですが。
もちろんそれを否定するわけではないですが、
たまには誰も使わない新しいカードつかってみんなをびっくりさせたいよ、とか
じっくりじっくり後ろを育てて反撃するポケモンカードがしたいよ、とか
絶対弱いけどこのカード使いたいんだよ!!とか
こういうことを思っている人も絶対いると思うんです。
そんな方も是非お越しいただき、存分に遊んでいただきたいと思っています。
ブルブルパンチもされないし、今回は花粉もシャットアウトしてます。
前回のカントークラシックでも、
誰も予想しなかったカードチョイスや使い方に、
世界レベルのプレイヤーの方々も感心するみたいな場面が何度もありました。
そういった、普段とは違った遊び方を提供することも
自主公認イベントの素晴らしいところだと思っています。
見たいなぁ。変なデッキ。
ということで長くなっちゃいましたが、
ターゲットとかって無理に難しい言葉を使っちゃったのが
ここにきて恥ずかしくなってますが、
ガチ対戦には今一つ踏み出せない方
ガチ対戦から一歩距離を置きたい方
是非、みらチャンの裏でわちゃわちゃ遊びましょう。
あっ、バトルロイヤルについてはまた明日
それは関東プレイヤーの夢の舞台であり、
今やもう出たくても出られないほどの大人気国民的イベントである。
そのため、みらチャンの日程の決定は、
アメリカの大統領選挙並みに経済状況に影響を与えると言われており、
毎月自分のイベントがみらチャンの日程と被ったオーガナイザーが
命を絶つ事案も少なくないというのは
ポケカオーガナイザー界ではもはや常識となっている。
2017年1月、
その地雷を踏んだ2人のオーガナイザーは、
ロイヤルホームセンターに練炭と牛乳を買いに行く途中で
あることに気が付いた。
「イベントのターゲットは被ってない・・・!」
そう、前置きが長くなりましたが、
僕たちのイベントのお客様は、
知らない人と出会った時の第一声が
「おーーっす!!」
で始まるようなコロコロの主人公を全員ミキサーにかけたような人でもなければ、
「あの子は間違いなく未来のチャンピオンね。ふふふ。」
と後ろ指を刺されるような、コロコロの天才ライバルキャラ(情緒がない)をミキサーにかけたような人でもない、
普通のあなたです。
むしろ毎回みらチャンの裏でわちゃわちゃやるのを恒例にしちゃってもいいくらい、
こっちは力の抜けた感じでやっていくつもりです。
なんでターゲットが被ってないのかってことはあとで書くとして、
アローラコンストラクションのレギュレーションをもう一回書いておきます。
<使用可能カード>
・ポケモンカードサン&ムーンシリーズのカード
※1、ポケモンの出身地方は今回は関係ありません。
※2、1/27発売「サン&ムーン強化拡張パック」のカードも使用可能です。
※3、「カビゴンGX」をはじめ、SMシリーズのプロモーションカードは使用可能です。
・プレミアムトレーナーズボックスに封入されているカード
プラターヌ博士、N、フラダリ、フウロ、バトルサーチャー、はかせの手紙、闘魂のまわし、ピーピーマックス、うねりの大海、巨大植物の森、ミステリーエネルギー、ストロングエネルギー
上記のカードに関しては、XYシリーズのカードも使用可能です。
※4、その他、「ハイパーボール」「ふしぎなアメ」など、SMシリーズで収録されているカードはXY以前のデザインのものも使用可能です。
その他はスタンダードレギュレーションに準拠します。
というのがレギュレーションになります。
前回のカントークラシックでは、ポケモンのみの制限でしたが、
今回は、トレーナーズやほとんどの特殊エネルギーを制限するレギュレーションとなっています。
さて、本題ですが、このようなレギュレーションを設定したのには、
みらチャンに出られるようなプレイヤーの他に、
ポケカを遊んでいる方の中に、下記の2つのターゲットがいることを想定しているからです。
①カード資産が多くない方(新規の方を含む)
最近始めた方を含め、
ポケモンカードは様々な年代、熱量、資産の方が遊んでいると思います。
その中で、週に1回以上ジムバトルに出られているような、
カード資産、デッキ構築力、エネルギーのある方は実はほんの一握りで、
実はジムバトルでは会えない多くのプレイヤーがすごーくいっぱいいると思っています。
元トイザらス店員の実感としても、
ジムバトルには行ってないけどポケカは遊んでるような層がたくさんいます。
たとえば、
最近ゲームをきっかけに始めたけど対戦経験が浅く、ジムバトルに参加するのは躊躇っている方や、
集めて友達とだけ対戦しているけど、そろそろ仲間を増やしたい方など、
ジムバトルに参加する1歩手前のような方にぜひともお越しいただきたい。
そういう風に考えております。
かくいう僕とイラクサも、小学4年生からポケカを2人ではじめ、
対戦と言えば99%、お互いに対戦するだけでした。マンションの廊下で。
ジムオフィシャル(当時の呼び方)や公式大会なんて夢の話で、
たまに近所の大会に出てもなんだかわかんないまま負けるような
小中学生時代を送っておりましたので、
今のように資産も情報も対戦環境もあるような状況というのが
いかに特殊で恵まれているかということは理解しているつもりです。
そこで、「どうすれば昔の自分たちのようなプレイヤーに楽しんでもらえるか」
ということを2人で考えた結論が
『スタートラインを揃える』
ということでした。
まず一つは資産のアドバンテージを無くすこと。
現スタンダードレギュレーションでは、「シェイミEX」や「バトルコンプレッサー」など、
高価なカードを多数所持しているプレイヤーが当然有利です。
当時普通にパックを開けたら出てくる可能性があったシェイミも、
今やパックは売っておらず、シングル価格はとても手が出せる金額ではありません。
そんな状況では新規に参入する障壁が高くなると思い、
XY以前のカードを禁止にしました。
もちろん構築済みデッキ、イワンコデッキなどをそのまま持ってきていただいても構いませんので、
とにかく遊びに来ていただけると幸いです。
「ポストハイパーボールシェイミセットアップ」みたいな呪文は聞こえません。
そしてもう一つは、対戦経験のアドバンテージを(極力)なくすこと。
一つのデッキを使い続ければ、だんだんとその動きは熟練し、
正しいプレイングができる可能性が高くなります。
しかし、誰もやったことのないレギュレーションでは、
誰もが、初めて使うデッキを使うため、
初心者と上級者の壁を(少しだけ)低くすることができます。
普段ミスをしないプレイヤーでも、
はじめて使うデッキではミスをするこもあるでしょう。
サン&ムーンから始めた方は、普段のデッキをそのまま使うことができます。
少なくとも普段のデッキを使うよりはアドバンテージは薄くなるだろうと思っています。
というのが、一つ目のターゲット「ジムバトルに出る1歩手前の方」です。
②いつものレギュレーションに退屈してる方
僕です。
こういうことを書くのは相応しくないかもしれませんが、
「サンムーン1シリーズのカードはあまりデッキを組む意欲をそそられない」
そういう声を僕以外からもTwitterなどでちらほら聞きます。
なんかこう・・・うまく説明できないんだけど、
こいつでデッキを組むぞぉぉ!!みたいなパッションが沸いてこない・・・
そんなモヤモヤを先月からずっと抱えていましたが、
バトクロのジャッジをしていてその原因がわかりました。
環境が高速化、高火力化、高耐久化しているような気がします。
あの日のLCQで多かったように思えたのは
①ボルケニオン②白レック③ジュナイパー④ラランテス⑤ブイズ
といった印象でした。数えていたわけではありませんが。
240を超える超耐久2進化GXポケモン(※主にジュナイパー)の登場により、
今まで180を2発で落とせれば仕事をもらえていた環境の
要求火力ラインが上がった印象があります。
また、巨大植物の森による高速展開(※主にジュナイパー)、そして組み合わされる相手への展開妨害(※主にジュナイパーに入ってる蛙と花)により、
相手の展開よりも早く高火力ポケモンを展開して殴る
ということができるデッキしか生き残れなくなってしまった印象があります。
主にジュナイパーのせいやんけ!廊下に立ってろ!
しかし廊下に立ちながら矢を飛ばしてくるのがあいつの強いところです。
ということで、それに勝てそうなボルケニオン、(天敵の水が減った)
そしてそれに勝てそうな白レック(天敵のバチュルが減った)
という2大伝説ポケモンが増えるのは当然の流れで、
それにより、「高速」「高火力」ではないデッキは環境にいづらくなりました。
環境考察はさておき、
それにより、「粘り強く戦って後半じわじわと反撃するデッキ」とか
「打点は低いけど相手からの打点も減らしてギリギリ勝つデッキ」とか
そういう、「勝った時にアドレナリンがめっちゃでそうなデッキ」が、
いまのガチ環境ではちょっと使いにくいんじゃないかなと思います。
しかも、ガチプレイヤーの皆さんはいまBO3のことでおそらく頭がいっぱいでしょうから
より環境が、高速、高火力に寄っていくような気がします。
たぶんですが。
もちろんそれを否定するわけではないですが、
たまには誰も使わない新しいカードつかってみんなをびっくりさせたいよ、とか
じっくりじっくり後ろを育てて反撃するポケモンカードがしたいよ、とか
絶対弱いけどこのカード使いたいんだよ!!とか
こういうことを思っている人も絶対いると思うんです。
そんな方も是非お越しいただき、存分に遊んでいただきたいと思っています。
ブルブルパンチもされないし、今回は花粉もシャットアウトしてます。
前回のカントークラシックでも、
誰も予想しなかったカードチョイスや使い方に、
世界レベルのプレイヤーの方々も感心するみたいな場面が何度もありました。
そういった、普段とは違った遊び方を提供することも
自主公認イベントの素晴らしいところだと思っています。
見たいなぁ。変なデッキ。
ということで長くなっちゃいましたが、
ターゲットとかって無理に難しい言葉を使っちゃったのが
ここにきて恥ずかしくなってますが、
ガチ対戦には今一つ踏み出せない方
ガチ対戦から一歩距離を置きたい方
是非、みらチャンの裏でわちゃわちゃ遊びましょう。
あっ、バトルロイヤルについてはまた明日
コメント
ポケカ始めたばかりの彼女さん連れていって
ボコボコにしたいです笑
ありがとうございます!
上級者の方が新規の方を連れてくる場としても
使っていただけると嬉しいです!
会場も広くて綺麗ですよ!